塾よりも育てたい、“考える力”― Web5時代の「学び」と「安心」を見つめて ―[実験レポート14】

夕方の光が差し込む教室で、ノートとタブレットを手に微笑む女の子。 黒板や地球儀、本が並び、アナログとデジタルの学びを象徴したイラスト。 WEB5

周りの子が塾や習い事で忙しい中、
「うちも行かせた方がいいのかな?」と迷ったことはありませんか。

けれど今、AIやWeb5などの新しい時代に入り、
学びの“形”も少しずつ変わり始めています。

これは、「塾に行かせない」という話ではなく――
子どもの未来を見つめながら、
“本当に育てたい力”を一緒に考えていくための、ひとつの実験記録です。

はじめに

私のこどもは上の子が小学4年生。
下の子は幼稚園年長。

最近、周りを見ていると、
小学生で3つ以上の習い事をしている子が本当に多い。

ピアノ、水泳、ダンス、英語、プログラミング……。
低学年のうちから塾に通っている子も珍しくありません。

放課後もスケジュールがいっぱいで、
「この子たちはいつ休んでいるんだろう?」と思うこともあります。

そんな環境の中で、
一時期、私も“焦り”を感じていました。

「うちも塾に行かせたほうがいいのかな」
「このままだと出遅れるのかも」

まわりがどんどん進んでいるように見えると、
つい、“何かしてあげなきゃ”という気持ちになります。

けれど――ある日、
塾の体験から帰ってきた子どもの顔を見て、ふと思ったのです。

「無理に行かせることが、本当に“学び”なんだろうか?」と。


① 「当たり前」が変わりつつある時代

私の子どものころは、“塾に行く=勉強をがんばる子”というイメージでした。
でも今は、“塾に行くのが普通”になっているように思います。

塾が“努力の象徴”から、“スタートライン”に変わっている。

そして、親たちは“安心”を求めて塾に通わせる。
「みんな行ってるから」
「周りに遅れたくないから」

その気持ちは痛いほどわかります。
でも、ふと思うんです。

“安心”のために、
“焦り”から動いていないだろうか、と。


② 私が一度、迷った日

こどもが小3の春。
周りが次々と塾に通い始めた時期、
私も「やっぱり行かせた方がいいかな」と思い始めました。

けれど、塾の体験に行った帰り、
子どもが少し疲れた顔をしていたんです。

「楽しかった?」と聞くと、
「うん、でも…なんか急いでる感じがした」

その一言でハッとしました。

勉強は“急いで覚える”ものじゃない。
“わかるっておもしろい”という感覚を、
ゆっくり味わう時間が、いちばんの学びなんじゃないかって


③ 「学び」の形が変わっていく

今の子どもたちは、私たちが想像しているより
ずっと早いスピードで未来に近づいているように思います。

AIが答えを出し、
授業にはタブレットが当たり前に並ぶ。
デジタル教材がサポートしてくれる時代。

そうした中で問われているのは、
「どれだけ覚えたか」ではなく、
「どう考えたか」「どう行動したか」。

この流れは、教育だけじゃなく社会全体にも広がっています。

Web5――。
それは、ひとりひとりが“自分のデータ”を持ち、
自分の信用をもとに生きる時代の仕組み。

もうすぐ、“どこの学校を出たか”より、
“どんな経験を積み、どう信頼を築いたか”が
価値になる時代がやってくるかもしれません。


④ Web5が示す、「信用の学び」

Web5の考え方の中で大切なのは、
“信頼は与えられるものではなく、積み重ねるもの”ということ。

それは子どもたちにも通じると思うのです。

どんなに点数が良くても、
人との約束を守れなかったり、
思いやりを欠いていたら、信頼は育たない。

AIやWeb5の時代でも、
いちばん強い力は“信頼”と“考える力”。

そしてそれは、
塾ではなく、日常の中でも育てられる。

たとえば――
失敗しても怒らず、一緒に原因を考えること。
うまくいったら、努力の過程を褒めること。

その積み重ねこそ、
未来の「信用」につながる“学び”なのだと思います。


⑤ 「信じているけれど、確信はない」

正直に言えば、
私はWeb5がやってくると感じている。
でも、まわりで知っている人は、ほとんどいません。

だから、私が今感じていること、学んでいることが、
本当に現実になるかどうかは、わからない。

それでも――
“変わるかもしれない未来”を見つめていくことで、
今、子どもに伝えたいことが見えてくる気がします。

未来を100%予測できる人はいません。

でも、「確信がないからやめる」ではなく、
「確信がないから考え続ける」。

それが、今の時代に必要な姿勢なのかもしれません。


まとめ

塾に行くか、行かないか。
どちらが正しいとは言えない。
それぞれの家庭に、それぞれの答えがある。

でも、どんな選択をしても、
子どもに残せるいちばんの力は、
「自分で考えて、選ぶ力」だと思う。

AIが計算し、Web5が信用をつなぐ時代。
それでも、“生きる”ということは、
目の前の小さな選択の連続です。

子どもたちがどんな時代を生きても、
考えること、感じることを大切にしてほしい。

その姿を見守れる親でありたい。
私は、そう思います。

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